Ⅱ.個人のストーリーの完了

エンティティとの契約を完了したら、個人で持っている未完のままのストーリーを完了にします。

未完のストーリーて何?

過去世や未来世と呼ばれているここじゃない自分の人生のことをストーリーと呼びます。

宇宙は本来、時間という概念がないので過去や未来という時間軸は考えずに「いつかどこか」のストーリーと捉えます。
そのストーリーが完了していないために今世に影響を与えているもの
(主に良くない影響)が未完のストーリーです。

パターンは次の3種類です。

A.被害者体験

被害者体験のストーリーとは、誰かや何かの影響で望んでいたことが出来なかったという想いのまま終わっているストーリーです。

愛する人と結ばれて幸せになる体験をしたかったのに、身分の差によってそれが叶わなかったというストーリーがあったとします。
すると、その影響で今世でもハイスペックな社長や経済的に苦しい相手との恋は上手くいかないということが繰り返されていたりします。

被害者体験は3つのパターンの中で1番出てきやすいストーリーです。
あとの2つが見つけにくいからでもありますが、いじめた側は忘れていてもいじめられた側はずっと覚えていたりしますね。

では、パターンAの未完とはどういう状態でしょうか。

魂が望んでいるのはやりたいことが出来たという喜びの体験です。
やりたいことが出来ると嬉しくて満足するのでそこで完了します。

でも出来なかった場合はやりたい気持ちは残ったままです。
これじゃ満足できない!終わりになんてできない!これが未完です。

望みはできれば叶うまで諦めたくないですよね?

なので出来なかった体験を出来るまで何度もやってみようと繰り返します。

しかし、最初のストーリーの時に「出来なかった」の想いで終わったために出来ないまま繰り返しやすいのです。

すべての出来事は自分で選択しています。
だったら出来ない体験なんて嫌なことを選ばなければいいのではと思いますが、出来なかった体験をするのにも理由があります。

それは喜びの体験を最上級で味わうためです。

お腹がペコペコの時に食べるご飯がとっても美味しいように最上級の「出来た」喜びを知りたくて敢えて「出来ない」を先に経験することを本人の魂が選んだのです。

しかし、それが予想以上に痛すぎて喜びにたどりつく前に止まってしまった・・・

未完のストーリーがあるという事はその先に最高の喜びが待っているということなのです。

この未完のストーリーの完了方法は、最高のハッピーエンド(出来た体験)への書き換えです。

もともと、出来ない体験は1度で十分なんです。
痛い体験はもう終わりにして、当初の予定通り喜びの気持ちを味わいましょう。

宇宙に書き換えをオーダーして、ハッピーエンドになったストーリーをわたしからお伝えさせていただきます。
ハピエンの内容も宇宙におまかせ。

幸せな気持ちになるストーリーばかりです。

B.加害者体験

加害者体験は、何かをしてしまったもしくは何かをしなかったことで良くない結果につながっていったストーリーです。

星を破壊してしまった、好きな人を手に入れたくて黒魔術で悪魔と契約したなどの大きな出来事から、パワーバランスが崩れている関係性に対して見て見ぬふりをしたなど一見すると些細なことまで含まれます。

星を破壊してしまったら大勢の生物が死んでしまうし、パワーバランスが崩れたままだと両者とも本来の自分で生きられません。

すべてはひとつ、すべては繋がっているので、自分のせいで誰かが傷つくということは自分を傷つけるということになってしまいます。

自分のせいで悪いことが起きたとなると罪悪感も生まれます。

「わたしがあんなことしたせいで」
「なんであの時ああしなかったんだろう」と
後悔したり自分を責めたりします。

罪悪感とは、自分で自分を否定して傷つけることです。

宇宙の中でこれ以上ないほど大切な自分自身を傷つけるのは相当ハイレベルなことです。

他人を傷つけてしまう上に自分も傷つける・・・
加害者の体験をすると直接的にも間接的にも痛い体験をすることになります。

ダブルなので魂の傷がとても深くなり、痛すぎて見たくない!と奥の奥にしまっていたりします。
そのため、ストーリーとしても出てきにくいのです。

加害者体験を選ぶ魂はとっても好奇心旺盛でチャレンジャーです。

すごく痛い体験をしてまで被害者体験よりももっともっと深い喜びを味わいたいということです。
そんなに深い喜びを味わえたらどんなに幸せだろうと思いますよね。

こちらも、ストーリーはハッピーエンドに書き換えます。
ただのハッピーエンドではなく登場人物全員が幸せになるハッピーエンドです!
完了させるために、書き換えたらたくさん浸ってください。

C.良すぎる体験

未完のストーリー最後のパターンは、痛い体験を挫けることなくクリアし最高の喜びを味わうところまでたどり着いた時に起こります。

味わった喜びが最高すぎて終わらせたくなくて何度も繰り返すパターンです。

このパターンで未完になるのは比較的少ないです。
それは、AとBの出来ない体験でハマる場合が圧倒的に多いから。

そして良い感情しかないので見つけにくいし見逃しやすいのもこのパターンです。

しかし、見つけるのが遅くなったとしても現実にそこまでの悪影響は及ぼさないので優先度は低くても大丈夫です。

じゃあ別にこのままでもいいんじゃない?
良い体験ならずっと持っていたいし!
と思うところですが、統合に進むためには未完のストーリーを終わらせる必要があります。

どんな体験であれ「未完のストーリーがある」ということが分離の時の宿題なのです。

もちろん、統合に進むかはそれぞれの自由なのでこのまま良い体験を楽しみたいのであればそれでもOK!
例え完了させたとしても、良い感情は自分の魂にしっかり刻まれていますよ。

このパターンの時は、書き換えをするのではなくただ完了させます。

とってもお気に入りの映画を見ているとします。
エンドロールに差し掛かった時に楽しかったからもう一度見ようと巻き戻しているのが未完の状態です。

エンドロール後の「END」の画面まで見終わるようにすることが完了させるということです。

ストーリーが完了すると起こる変化

そのストーリーの影響で湧いてくる感情がいつのまにか気にならなくなります。

内側が外側に反映するので、昔から繰り返していた出来事が同じ状況になっても違う結果になったりと現実にも変化が起こり始めます。

ストーリーが完了することで統合の感覚で在る本来の自分へと戻って行きます

完了させるのは「核」のストーリー

未完になっているストーリーは完了していないために別の人生に持ち越されることがあります。

持ち越された先のストーリーを完了させても核のストーリーが未完である限り、バリエーションはいくつも出来てしまいます。

それでは何度やってもキリがないので、最初から根本にアプローチしていきます。

しかし、完了させるのが核のストーリーではない時もあります。

核のストーリーが辛すぎて触れたくない!とご本人の魂が感じていた場合は、核が見えそうだとしてもその時見ることができる1番核に近いバリエーションを完了させます。

魂が嫌がっているのに無理矢理に核のストーリーを完了させても、別の痛みの感情を生み出す可能性や納得していないために定着しにくいこともあるので無理に完了させることはしません。

そしてそもそも、隠されていて核が見えないということもあります。

遠回りに感じても、確実で楽で優しい道を選んでいきたいと思っています。

もし核に触れられなくてバリエーションで終わったとしても、同じ出来事や感情からくるストーリーに限り、サポート期間内は追加料金なしで核のストーリーも完了します。

核のストーリーに触れられるように感情の癒し方や絡まった現実の紐解きなどもいたしますので、ぜひサポート期間を有効活用して下さい。